第十四章

老いた戦士の重み

安堵と希望だけで満ちているはずの朝だった――アルファのマークと彼のルナは結ばれ、女神は言葉を授け、統率の絆はいまや固く封じられた。だが、祝祭と安定の回帰の裏側で、なお影は残っていた。

その影のひとつが、評議の館へと歩いていく。

ジャック――かつて月光の群れの戦士長として恐れられた男は、あまりにも多くの戦を生き延びた兵士のように、硬質な矜持を身にまとっていた。髪は陽光を受け、磨き上げた鋼のように鈍く光る。年を重ねても肩幅は広い。だが、彼が背負っている重みは肉体にはなかった。魂にあった。一歩踏み出すごとに思い知らされる――流された血、怒りのままに下した選択、追放と偽りによっ...

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